|
||||||||||||||||||||||||
技術の融合で下請型企業から自立型企業へ脱皮 組合設立以来、組合員の技術のレベルアップを中心に活動してきたが、スリッパ瞬間殺菌乾燥機を開発するなど技術の融合化が図られ、下請型企業から自立型企業へ大きく脱皮することができた。 昭和57年に下請金属加工業6社が、高度化資金により工場アパートとして設立した組合である。基本的考え方として創造と開発により自立型企業へ成長するという理念があり、組合員の個々の技術力と開発力を高めることを第一目標として活動を行ってきた。また、組合という組織力を活かすことが設立以来の共通の課題であった。そのため組合の取り組みには、組合員の技術力強化、従業員の教育が必ず盛り込まれており、企業診断をしながら企業の問題点を定期的に分析するとともに、組合員の決算公開を行い組織における強調、連帯感を高めていった。 今まで蓄積してきた各社の技術を結集させ、組合独自の製品として「スリッパ瞬間殺菌乾燥機」を開発したことによって、企業の技術開発意欲に一層の拍車がかかった。また、開発以後には、実用新案、特許出願が相次ぐなど技術力に開発力が加わり、地道な組合活動が花開こうとしている。 さらに、組合の今後の体制として、販売力強化のため、組合員の共同出資による販売会社の設立も構想するなど、下請型企業から自立型企業への脱皮が着実に進み、一層の技術的融合が図られていくことが期待される。 |
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||